毎日、映画がみたい

毎日、映画が見たい!見た映画の感想を書いています。

『運び屋』ややネタバレあり。おじいさんにはおじいさんの正義がある。

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公式Facebookより

★★★★★

クリント・イーストウッド10年ぶりの
監督・主演作『運び屋』を見て来ました。

グラン・トリノ』に続き、
孤独な老人のお話です。
お金の為に麻薬の『運び屋』になるのです。

スーパースターなのに、
普通に背中の曲がったおじいちゃんで
偏屈なお花屋さんにしか見えない!
さすがイーストウッド

自由なところも、
ほんとはいろいろ考えてるのに
チャらくしちゃうところも
おじいちゃんぽくていい!

この映画では、
イーストウッドは家族が望むような
夫や父親ではないのですが、
彼には彼の正義があって、
それを貫いているのです。

そういうおじいさんの正義とか、
世代の違う人のことをわたしは、
わかろうとしてなかったなー
と反省しました。

『運び屋』はおもしろいし、
わかりやすいし、
まとまりも良くて、
社会問題の映画でもあり、
やっぱりイーストウッド
名監督だなと思いました。

グラン・トリノ』とか
出演なしの監督作
15時17分、パリ行き
ハドソン川の奇跡
もそうなんですが、
イーストウッド監督の作品には
エゴがなくて、すごい。

スーパースターで
88歳というお歳ながら、
体力もそうですが、
エゴのない愛される映画を
撮れるってすごいです。
優秀な職業監督というか、
ビジネスマンというか。

今回もクリント・イーストウッドへの
尊敬が高まる映画でした。

まだまだ元気でいて、
映画に出たり、監督したりして欲しいです。


映画『運び屋』本編映像 アドバイス編【HD】2019年3月8日(金)公開